窓ガラス 反射

窓ガラス用低反射フィルムを発売耐候性に優れ、屋外側にも施工可能。眺めの良い飲食店やショーウインドーに2018年03月30日

リンテックは、ガラス面に貼ることで反射による映り込みを低減し、ガラスの向こう側をより鮮明に見せる低反射フィルムを開発。建物用ウインドーフィルム「ウインコス アーキテクチュアルフィルム」の新アイテムとして、4月2日から国内外で販売を開始します。飲食店の窓ガラスや店舗のショーウインドー、美術館のショーケース向けなどに提案していきます。

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施工前

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低反射フィルムを
窓ガラスの両面に施工後

反射を抑え、ガラス越しの景色や商品をより鮮明に

リンテックは、窓ガラス全面に貼ることで、ガラス破損時に破片の飛散を低減する効果や、紫外線を99%以上カットする効果など、多彩な機能を発揮する建物用ウインドーフィルムを「ウインコス アーキテクチュアルフィルム」として展開。既に国内外で多くの採用実績があります。

今回、ガラス面に貼ることで反射を抑え、ガラス越しの景色や商品をより鮮明に見せる低反射フィルム「AR-2000」を新たにラインアップ。窓ガラスの映り込みによって夜景がきれいに見えない、光が反射してショーウインドーの中が見えにくいといった課題の解決に貢献する製品です。

両面施工でさらに高い効果を発揮。大きな開口部にも対応

新たに開発した低反射フィルム「AR-2000」は、耐候性に優れているため屋外側にも施工可能。ガラスの両面に貼ることで、映り込みの原因となる可視光線の反射率を約4分の1に低減し、より高い低反射効果を発揮します。

1,500mmの広幅仕様となっており、商業施設などの大きな開口部への貼付にも対応。当社従来品と同様、ガラスの飛散防止対策効果や紫外線カット効果も兼ね備えています。当社はこれからも、新たな市場の創出につながる付加価値の高いウインドーフィルムの開発に努めていきます。

製品概要

特徴

  • ガラス面に貼ることで反射による映り込みを低減し、ガラス越しの景色や商品をより鮮明に見せるフィルムです。窓ガラスへの映り込みによって夜景がきれいに見えない、光が反射してショーウインドーの中が見えにくいといった課題の解決に貢献します。
  • 耐候性に優れているため屋外側にも施工可能。ガラスの両面に貼ることで、映り込みの原因となる可視光線の反射率を約4分の1に低減し、より高い低反射効果を発揮します。
  • 眺めの良い飲食店の窓ガラスや店舗のショーウインドー、美術館のショーケースなどへの施工に適しています。1,500mmの広幅仕様となっており、商業施設などの大きな開口部への貼付にも対応します。
  • 従来の当社建物用ウインドーフィルムと同様、ガラス破損時に破片の飛散を低減する効果や、紫外線を99%以上カットする効果も兼ね備えています。

光学特性

品番 フィルム
全厚(µm)
可視光線 紫外線
透過率(%)
日射 遮蔽
係数
熱貫流率(W/m2K) 日射熱
取得率
透過率(%) 反射率(%) 透過率(%) 反射率(%) 吸収率(%)
AR-2000
片面貼り
69 94 5 <1 85 6 9 1.00 6.0 0.88
AR-2000
両面貼り
69 97 2 <1 86 4 10 1.01 6.0 0.89
3mmフロート
ガラス
90 8 74 86 8 6 1.00 6.0 0.88
  • 太陽光線の波長領域 紫外線:300~380nm、可視光線:380~780 nm、日射:300~2,500 nm
  • データの数値はJIS A 5759の方法に基づき、3mmフロートガラス貼付で測定
  • 遮蔽係数とは、太陽光線の屋内への流入熱量を表す相対値で、3mmフロートガラスを1.00とし、ガラスにフィルムを貼付したときの数値です
  • 熱貫流率とは、3mmフロートガラスにフィルムを貼付したときの両側の空気温度差が1℃のとき、1㎡当たり1時間に伝わる熱量を示した数値です
  • 日射熱取得率とは、3mmフロートガラスにフィルムを貼付した場合に屋内に流入する熱量の割合を示した値です。この値が小さいほど日射熱の屋内への流入が少ないことを示します
  • 数値については実測値であり、保証値ではありません

用途

眺めの良い飲食店の窓ガラス、店舗のショーウインドー、美術館のショーケースなど

サイズ

1,500mm幅×30m巻き

標準施工価格

15,000円/m2(税別)

販売開始日

2018年4月2日

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